南海トラフ~ 秋富慎司 准教授~

今日の夕方、川崎市で行われた安全協議会に参加した時、秋富准教授のお話を聞くことができました。

東日本大震災の時の被災地の現場状況などを写真や動画などを使い説明してくれたんですが、実際に現場にいった秋富さんの話は生々しく、とても勉強になりました。

東日本大震災の時、津波被害についてでた「想定外」という言葉、覚えている人沢山いると思うんですが、実は阪神淡路大震災の時も想定外だったことがあって、アメリカのロサンゼルスでおきた大地震の時ハイウェイが倒れたが、日本の高速道路は大丈夫だといっていたらしいです。でも、阪神高速道路が倒れたのはご存知の方は沢山いらっしゃると思います。

結局、心では大丈夫大丈夫と思っていても、そうはいかないのが自然災害の恐ろしいところだと思います。別に津波や地震に罪はないですが、どんなに我々人類が待ってくれと祈っても待ってくれないですからね。

後は、救助の時の話もいろいろ話してくれたんですが、一番心に残ったのが「声」のところでした。被災地で沢山の人が助けを求めている時の優先順位で、大きな声で助けを求める声の方から救助していたら、実は声を出していない方が息を引き取っていたといいます。つまり声を出すことも出来ないぐらい危険な状態なのに、つい「助けてくれ」と声を出している人から救助をしていたら間に合わなかったということです。これはもし自分が救助する側になった時は参考にしたいと思いました。小さな災害や交通事故の時などにもやくにたつと思います。

他には被災地で起こる性犯罪で、ボランティアできた人達がいても絶対中にいれないというのを聞いて、何故?と思ったんですが、実はその中に犯罪者が紛れ込んでいる可能性があるからだと聞いて、成る程と納得しました。ここまで徹底したお考えの秋富さんは流石だと凄く思いましたし、国民全体での共通認識にしてもいいんじゃないかと思いました。

何故共通認識にした方がいいのか、救助の時の「声」について参考にした方がいいのかは

ずばり南海トラフでの大きな地震が起こる可能性があるからです。

起きた場合、千葉~鹿児島まで、かなり大きな被害になるのでできる限りの準備はするべきでしょう、1週間分の食糧は備蓄していたほうがよさそうです。

1週間も!?と、思う方がいるかもしれませんが、熊本で起きた震災の時、自衛隊の方々が称賛されましたが、じゃあ南海トラフの時も同じようになるかというとまず無理だという結論がでます、規模がでかくなるので同じように自衛隊の方々が対応するにはどれだけの人数が必要かというと約1億6千万の自衛隊が必要になるといいます。

現実的に考えると物資がいつ届くかも分からないと思います、なので個人的には2週間分でも3週間分でも決して多くないと思いました。

実際おきた場合には、かなり混乱する恐れがあるので待っていれば助けてくれるという考えは危険かもしれません。

家族や友達、そして自分自身の身を守る為にも、準備した方がいいと思います。



鈴虫が鳴く頃に。

日々思ったことや感じたことなどを気ままに書いてます〜

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